ケーススタディ
交通機関:

交通許可について

事前に道路使用許可を取得して人員を適切に配置することで、イベントのために車を止める必要のある路肩を安全かつ適切に使用した方法を考察するケーススタディです。

事例

ニューヨークシティのような大都市の一部のエリアでは、路肩を利用するのに「道路使用許可」を取る必要があります。許可が下りれば、イベントスペースあるいは車寄せスペースとして路肩を使用することも、そのエリアに一般車両が駐停車できないようにすることもできます。

通常は別の駐車スペースが指定されていたり、道路交通法(駐車禁止区域やバス停など)で禁止されているなどの理由で、本来は使用できないエリアでも、道路使用許可があれば一時的に使用可能となります。

成功した点

イベントの開催時期に合わせて必要な許可を取得できたため、道路や路肩のスペースをイベント用に確保し、車の乗り降りやイベントのアクティビティに合法的に使用することができました。

デスティネーション・マネージメント・カンパニーであるエンパイア・フォース・イベンツ(旧アクセス・ニューヨーク・メトロ)は、使用許可を得たロケーションを事前に整備するため、追加の現場スタッフを派遣。ホテルとも密に連携し、イベント当日の段取りを細かく詰めていきました。

道路の使用に関する市への申請手続きもエンパイアが担当しました。許可申請は、ロケーション、日付、そのエリアで行われる他のアクティビティなどによって異なり、その道路を使用することによる他への影響や、必要となる市営サービスなどを基準に評価されます。各許可申請は、ニューヨーク市の道路使用申請機関であるストリート・アクティビティ・パーミット・オフィスの審査を受けました。

結果

エンパイアは申請手続きおよび支払いを無事に済ませ、必要な許可を取得。イベントで使う路肩スペースを確保し、管理の行き届いた状態で安全に利用することができました。