オリジナリティあふれるネットワーキングのアイデア

適用外のケースもあります

インスピレーションを与える飲食プラン、最適な会場、ソーシャルディスタンス対策の準備が整ったら、次の目標は、参加者の興味や意欲をかきたる工夫を凝らして、ネットワーキングのゴールを達成することです。参加者の会話のきっかけになる、一風変わったアイデアをご紹介しましょう。

  • 色分けされたヘッドセット、ネックストラップ、名札、アウター

    カラフルなTシャツ

    • 音楽に合わせて光る、色分けされたヘッドセットを社交イベントに活用してみましょう。
    • さまざまな色を使用して、イベントの部屋、座席、レセプションルーム、ダイニングエリアの割り当てを行うことができます。例えば、赤いネックストラップを付けている人は、メイン宴会場へ進み、赤のテーブルに着席し、赤のレセプションに行く、などです。
    • あるいは、各参加者のソーシャルディスタンスに関する希望を、周囲の人に伝える手段としてネックストラップの色を使うこともできます。例えば、人との距離を気にせず積極的に交流したい人は緑のネックストラップを着け、現地で推奨されているソーシャルディスタンス以上の距離を取りたい人は赤のネックストラップを着ける、といった使い方です。
    • バイブレーション機能付きのネックストラップを使用し、現地推奨のソーシャルディスタンスよりも近づいたら振動で知らせるように設定することもできるでしょう。
    • ネックストラップではなく、色分けされたTシャツやアウターを使ってネットワーキングのグループ、共通の関心事、イベントの時間を示すという選択肢もあります。これも持続可能性に配慮した方法のひとつです。
    • 例:
      1. ブルーのTシャツを着た人には、指定の時刻に宴会場に集まってもらいます。
      2. 各地域のセールスチームのメンバーにはピンクのTシャツを着てもらい、販売プロセスについて話し合うよう促します。
      3. プリントや刺繍入りのTシャツやアウターを活用すれば、スポンサーシップ獲得の機会にもなるでしょう。

  • 展示会

    バーチャル・ミーティングを行うノートパソコンの画面を見ている女性の写真が表示された携帯電話

    • ベンダーごとにレセプションルーム1室を割り当てます。ベンダーはその部屋で、訪れたお客様に自社製品やサービスに関するプレゼンを行います。あるいは逆に、お客様に指定された部屋で待機してもらい、ベンダーが次々に部屋を移動していくという方法もあります。ベンダーから追加料金を取ることも検討しましょう。
    • すべての参加者には、事前に入場時間帯を割り当てておきます。到着時間をずらすことで、会場の混雑を避けることができます。「コーヒーブレイク」や「レセプションタイム」と銘打って、特定の参加者を対象とした時間枠をイベントスポンサーに提供するという方法もあります。
    • 客室を展示スペースとして使用するというのも一案です。ベンダー1社に1室を割り当てることで、参加者と1対1で交流できる場をベンダーに提供することができます。この場合も、参加者の到着時間が重ならないよう調整し、客室内では、ソーシャルディスタンスを確保できるよう十分なスペースを取ります。
    • ハイブリッド・イベントでは、バーチャル展示フロアの設置も可能です。ビデオやバーチャル・ブレイクアウトルームへのリンクを掲示する場を設ければ、スポンサーの獲得につながるでしょう。
    • ベンダーのスペース/レイアウトのプランニングの際は、イベントマネージャーを交えて話し合いながら、ソーシャルディスタンス確保のためにブースの面積を縮小しつつ、お客様の心をつかむプロモーションを行えるよう、クリエイティブな方法を考案してください。

スピード・ネットワーキング

  • 参加者を2つのグループに分け、一方のグループにはテーブルを割り当て(現地で推奨されているソーシャルディスタンスに準じて、1テーブルにつき1名)、その席から離れないよう事前に説明しておきます。もう一方のグループには、10分ごとにテーブルを移動し、各テーブルに座っている参加者と10分間、雑談をしたりして交流してもらいます。次のテーブルに移動する時間がきたら、ベルを鳴らして合図します。床に矢印のステッカーなどを貼って、移動の流れを示すのもいいでしょう。
  • このアイデアは、ハイブリッド・ミーティングにも適しています。その場合は各テーブルに、バーチャル参加者とつながっているタブレットやノートパソコンを設置します。

ミートアップ・グループ

  • 事前登録の際に参加者に質問をし、その回答に応じてグループ分けします。
    各グループに特定のレセプションルームを割り当てます。共通の関心を持つ人同士が、小さな部屋に少人数で集まれば、ネットワークづくりが円滑に進むうえ、現地のソーシャルディスタンス・ガイドラインを守ることもできます。
  • ハイブリッド・ミーティングの場合は、小さなミーティングルームにノートパソコンやスクリーンを設置し、バーチャル参加者には画面を通して参加してもらいます。

ブレインデート

  • 参加者には事前に、アプリにプロフィールを登録してもらいます。
  • コンファレンス開催中に(バーチャルまたは対面で)会えるようアポを取っておきます。
  • 画面を左または右にスワイプすると、他の参加者と事前につながることができます。
  • 交流のチャンスを作りやすくするため、コーヒーブレイクは長めに設定します。

コンタクトレスな連絡先交換

イベントへの参加登録時に、PokenやCamCardのようなコンタクトレス連絡先交換サービスの使用方法について参加者に説明します。連絡先の交換をコンタクトレスで行うことで、名刺交換をする必要がなくなります。